今日は来週にサークルの友人たちと行くサバイバルゲームの装備を購入してきましたw
前からサバゲーには行っていたのですが、どうにも毎回踏ん切りがつかず、ちゃんとした装備を買わないでいました。
しかし、今度のサバゲーは3大学合同対抗戦!!
僕はK大学なのですが、他にH大学とW大学が合同チームを組んで、我がK大AFKFと対戦するということになります。そして人数は総勢40名(予定)で行われる大人数戦w
その話を聞いて、いてもたってもいられず、ついにMY GUNを購入しました!!
購入した電動ガンは、

マルイのG3SHORTY MC51です!
っていってもほとんどの人が分からないと思うので、解説。
例えば、50年ぐらい前のモデルなのに未だに使われている旧ソビエト製で、ギネスにも最も人を殺した銃として挙げられているAK47のような有名なものならある程度知っていると思うのですが、
このMC51を語る前に、ドイツ軍が実際に制式採用しているライフルのG36Cや英国特殊部隊SAS用に作られたが使われていない架空銃であるG3SASのようにG3シリーズがあります。
G3シリーズは、非常に使い勝手が良い特徴があります。G3SASに例えれば、追加でオプションを付ける際に幅広い追加装備ができるので、用途に合わせて変えられる点があり、また電動ガンにおいても使いやすいことからサバゲー入門者に愛される銃です。
MC51というのは、このG3をベースにイギリスの会社が製造したもので、MP5のようなサブマシンガンのような長さと重量にも関わらず、アサルトライフルなどで使われる大きい銃弾を撃てるのが最大の特徴です。
通常サブマシンガンのような大きさの銃で、アサルトライフルで使われるような大きい銃弾を撃つと、射程も安定性もなくなるのですが、このMC51は射程は300メートル強(アサルトライフルと同じ)でありながら安定性の面も完全にクリアしているすぐれもの。一言でいえば、より薄くより小さくしてしかも高性能を求める現代の流れにそったコンセプトに沿っているいわば「近未来銃」
しかもデザインがシンプルで抵抗感のない形になっているので、非常に素晴らしいです。
そして今日は秋葉原にあるECHIGOYAで、ゲーマーパックで購入したので、バッテリーなど諸々がついて3万1157円と割とお買い得。
また道路を挟んで左向かいにあるミリタリーショップで、米軍のサバイバルウェアを購入したので合計で約4万円の出費でした。
まぁ妥当な値段だと思いますw
ウェアを買ったお店の店員さん(店長?)の人はすごく親切な方なので、一度訪れてはいかがでしょうか?
まぁ今日買ったものが下の写真になりますw

早速家族に装着した状態でお披露目
父 「他にやる大事なことがあるだろう」
母 「あははははは! 面白い! 今度おじいちゃんにも見せてあげなきゃ」
弟 「哀れなる兄よ。本当に自衛隊行く気かよ」
まぁそんな感じですよ。
取りあえず、さっさと見せておけば、犯罪に走るんじゃないかとか変な勘ぐりをされないと思ったので、やりました。
…………
……
嘘です
ただ単に自慢したかったのでやりましたwww
まぁ来週までに風邪ひかず、卒論も進めつつ頑張ろうと思います。
ではではwww
追伸
そろそろ冬になるのでクリスマスのテンプレにしましたw
前からサバゲーには行っていたのですが、どうにも毎回踏ん切りがつかず、ちゃんとした装備を買わないでいました。
しかし、今度のサバゲーは3大学合同対抗戦!!
僕はK大学なのですが、他にH大学とW大学が合同チームを組んで、我がK大AFKFと対戦するということになります。そして人数は総勢40名(予定)で行われる大人数戦w
その話を聞いて、いてもたってもいられず、ついにMY GUNを購入しました!!
購入した電動ガンは、

![]() | H&K MC51 ( 18才以上ホップアップ ) 電動ガン () 東京マルイ 商品詳細を見る |
マルイのG3SHORTY MC51です!
っていってもほとんどの人が分からないと思うので、解説。
例えば、50年ぐらい前のモデルなのに未だに使われている
このMC51を語る前に、ドイツ軍が実際に制式採用しているライフルのG36Cや英国特殊部隊SAS用に作られたが使われていない架空銃であるG3SASのようにG3シリーズがあります。
G3シリーズは、非常に使い勝手が良い特徴があります。G3SASに例えれば、追加でオプションを付ける際に幅広い追加装備ができるので、用途に合わせて変えられる点があり、また電動ガンにおいても使いやすいことからサバゲー入門者に愛される銃です。
MC51というのは、このG3をベースにイギリスの会社が製造したもので、MP5のようなサブマシンガンのような長さと重量にも関わらず、アサルトライフルなどで使われる大きい銃弾を撃てるのが最大の特徴です。
通常サブマシンガンのような大きさの銃で、アサルトライフルで使われるような大きい銃弾を撃つと、射程も安定性もなくなるのですが、このMC51は射程は300メートル強(アサルトライフルと同じ)でありながら安定性の面も完全にクリアしているすぐれもの。一言でいえば、より薄くより小さくしてしかも高性能を求める現代の流れにそったコンセプトに沿っているいわば「近未来銃」
しかもデザインがシンプルで抵抗感のない形になっているので、非常に素晴らしいです。
そして今日は秋葉原にあるECHIGOYAで、ゲーマーパックで購入したので、バッテリーなど諸々がついて3万1157円と割とお買い得。
また道路を挟んで左向かいにあるミリタリーショップで、米軍のサバイバルウェアを購入したので合計で約4万円の出費でした。
まぁ妥当な値段だと思いますw
ウェアを買ったお店の店員さん(店長?)の人はすごく親切な方なので、一度訪れてはいかがでしょうか?
まぁ今日買ったものが下の写真になりますw

早速家族に装着した状態でお披露目
父 「他にやる大事なことがあるだろう」
母 「あははははは! 面白い! 今度おじいちゃんにも見せてあげなきゃ」
弟 「哀れなる兄よ。本当に自衛隊行く気かよ」
まぁそんな感じですよ。
取りあえず、さっさと見せておけば、犯罪に走るんじゃないかとか変な勘ぐりをされないと思ったので、やりました。
…………
……
嘘です
ただ単に自慢したかったのでやりましたwww
まぁ来週までに風邪ひかず、卒論も進めつつ頑張ろうと思います。
ではではwww
追伸
そろそろ冬になるのでクリスマスのテンプレにしましたw
はい。
ってことで、久しぶりの更新です。
就職活動に負けて、大学院試験の一回目にも負けて、負け続きの私ですが、
やっと最近勝ち続けることができました。
「BORDER BREAK」で。
って何ってのが大半だと思いますが、要はゲーセンとかに置いてあるアクションゲームです。
リアルで負けて、ゲームで勝つって……orz
まぁ気を取り直して。
最近卒論のほうで忙しいのですが、息抜き程度にこれを始めたのですが、思いのほかハマってしまい、散財三昧。
ある意味有名なこのゲームは別名「献金ゲーム」
もうガッポリ百円玉を持ってかれます。
どんなゲームかというと、
ロボット操縦して、相手をボコボコニして、相手の陣地にあるデッカイ玉を破壊すれば勝ちのゲームです。
……簡単に訳しすぎか
少し詳しく書くと、10対10の計20名のプレイヤーが強襲やら狙撃などの4種類のロボットを操縦して、相手の陣地にあるプラントと呼ばれるエネルギー炉を破壊し合うゲームです。
ゲームは様々な戦略を駆使して、味方と協力して進めていきます。
ゲーム中は決められたテキスト文書を選択して、たとえば「攻撃」を押せば、みんなで攻めるぞの合図になり、「偵察」を押せば、支援兵の人に「偵察をしてくれ」と頼む意味になります。
上のような簡易的なものしかないので、実際はマップを見ながら、どこの辺が敵の防衛が薄いかとか、絶対に死守しなくてはとか、この辺が今手薄だから敵が攻めてくるだろうとか考えて、行動します。
説明くさくなりましたが、とても面白いです。本当です。
でもお金に少し余裕がないとできません。
早くコンシューマ化してほしいです。
BORDER BREAK 公式サイト
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やっと最近勝ち続けることができました。
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リアルで負けて、ゲームで勝つって……orz
まぁ気を取り直して。
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ある意味有名なこのゲームは別名「献金ゲーム」
もうガッポリ百円玉を持ってかれます。
どんなゲームかというと、
ロボット操縦して、相手をボコボコニして、相手の陣地にあるデッカイ玉を破壊すれば勝ちのゲームです。
……簡単に訳しすぎか
少し詳しく書くと、10対10の計20名のプレイヤーが強襲やら狙撃などの4種類のロボットを操縦して、相手の陣地にあるプラントと呼ばれるエネルギー炉を破壊し合うゲームです。
ゲームは様々な戦略を駆使して、味方と協力して進めていきます。
ゲーム中は決められたテキスト文書を選択して、たとえば「攻撃」を押せば、みんなで攻めるぞの合図になり、「偵察」を押せば、支援兵の人に「偵察をしてくれ」と頼む意味になります。
上のような簡易的なものしかないので、実際はマップを見ながら、どこの辺が敵の防衛が薄いかとか、絶対に死守しなくてはとか、この辺が今手薄だから敵が攻めてくるだろうとか考えて、行動します。
説明くさくなりましたが、とても面白いです。本当です。
でもお金に少し余裕がないとできません。
早くコンシューマ化してほしいです。
BORDER BREAK 公式サイト
今日は卒業論文の関係で土曜日だったのですが、大学に行ってきました。
しかし、行ったものの、予定にあったことが諸事情によりできずまったくの無駄足に……
非常に悔しかったので秋葉原に行きました。
そして着いた時に思い出したのが、MTGの最新版である「ZENDIKAR」が昨日発売されていたこと。
まぁ売り切れだろうと思いつつアメドリに足を運ぶ。
足を運ぶ途中で交差点のところにある携帯ショップの隣の店が、店頭のショーケースの中に実物のR4を並べて、「入荷しました!」というテロップをつけていました。
……店主は法律という言葉を知らないんですかね?
売り切れと思っていたゼンティガーのパックでしたがまだありました。
しかし、パック1つ440円って……まぁゼンティガーに同封されているのはレアより上のものしか興味なかったので、そこではM10のパック1つと「土を踏み付けるもの」を単品で購入しました。
M10のパック1つ買っただけなのにプレインズウォーカーのジェイス・ベレレンが出た時は10秒ほど手が止まってしまった(笑)
他のは「紅蓮地獄」と「霜の壁」があたりかなり満足。
そして特にほしいコミックもなかったので、ゲーマーズの7Fまで足を運ぶ。
7Fはカードゲームを取り扱っています。
そしてゲーマーズはカード専門店とは違い、どんな時でも定価販売なので378円でゼンティガーのパックを1つ購入。
開けてみる。
「ゴブリンの廃墟飛ばし」と「硬鎧の群れ」が当たる。
おぉ。1つだけ買ったにしてはいいカードが出た。
特に硬鎧は結構いい値がつくカードなのでうれしい。
まぁ調子に乗って別のところでまたM10のパックを購入。結果
「破滅の刃」・「ラノワールのエルフ」・「稲妻」・「脅迫」・「清浄の名誉」
………なんだこのすごい組み合わせは(-_-;)
コモンの中でもかなり強い効果に入るカードが全部そろって、しかもレアカードは清浄の名誉とか……
まぁそんなこんなでウキウキ気分で帰宅し、早速デッキを組み直し始める。
ああでもないこうでもないをしながら時間を使っていたらいつの間にか夜の11時。
MTGに一日のほとんどを使ってしまった・・・・・・
でもこんな日もたまにはいいのかもしれないと思いました。
しかし、行ったものの、予定にあったことが諸事情によりできずまったくの無駄足に……
非常に悔しかったので秋葉原に行きました。
そして着いた時に思い出したのが、MTGの最新版である「ZENDIKAR」が昨日発売されていたこと。
まぁ売り切れだろうと思いつつアメドリに足を運ぶ。
足を運ぶ途中で交差点のところにある携帯ショップの隣の店が、店頭のショーケースの中に実物のR4を並べて、「入荷しました!」というテロップをつけていました。
……店主は法律という言葉を知らないんですかね?
売り切れと思っていたゼンティガーのパックでしたがまだありました。
しかし、パック1つ440円って……まぁゼンティガーに同封されているのはレアより上のものしか興味なかったので、そこではM10のパック1つと「土を踏み付けるもの」を単品で購入しました。
M10のパック1つ買っただけなのにプレインズウォーカーのジェイス・ベレレンが出た時は10秒ほど手が止まってしまった(笑)
他のは「紅蓮地獄」と「霜の壁」があたりかなり満足。
そして特にほしいコミックもなかったので、ゲーマーズの7Fまで足を運ぶ。
7Fはカードゲームを取り扱っています。
そしてゲーマーズはカード専門店とは違い、どんな時でも定価販売なので378円でゼンティガーのパックを1つ購入。
開けてみる。
「ゴブリンの廃墟飛ばし」と「硬鎧の群れ」が当たる。
おぉ。1つだけ買ったにしてはいいカードが出た。
特に硬鎧は結構いい値がつくカードなのでうれしい。
まぁ調子に乗って別のところでまたM10のパックを購入。結果
「破滅の刃」・「ラノワールのエルフ」・「稲妻」・「脅迫」・「清浄の名誉」
………なんだこのすごい組み合わせは(-_-;)
コモンの中でもかなり強い効果に入るカードが全部そろって、しかもレアカードは清浄の名誉とか……
まぁそんなこんなでウキウキ気分で帰宅し、早速デッキを組み直し始める。
ああでもないこうでもないをしながら時間を使っていたらいつの間にか夜の11時。
MTGに一日のほとんどを使ってしまった・・・・・・
でもこんな日もたまにはいいのかもしれないと思いました。
それでは近況報告
今年は夏の暑さにも負けず、8月中旬まで就職活動をしていました。
しかし、人ひとりの力なんてのは不況による就活難の前ではまったくの無力……
と、いうことで、大学院進学を決めました。
このまえ自分の大学の9月入試がありましたが、残念なことに落ちてしまいました。
しかし、2月試験が僕にはまだある!!
ということで残り半年は受験勉強と卒論をがんばろうと思います。
これから
これからは、ブログとHPの更新を就活時より頑張ろうと思います。
さて勉強頑張りますかww
……そして手にはDSを握っている。
今年は夏の暑さにも負けず、8月中旬まで就職活動をしていました。
しかし、人ひとりの力なんてのは不況による就活難の前ではまったくの無力……
と、いうことで、大学院進学を決めました。
このまえ自分の大学の9月入試がありましたが、残念なことに落ちてしまいました。
しかし、2月試験が僕にはまだある!!
ということで残り半年は受験勉強と卒論をがんばろうと思います。
これから
これからは、ブログとHPの更新を就活時より頑張ろうと思います。
さて勉強頑張りますかww
……そして手にはDSを握っている。
ひさびさの更新です。
最近、コメントに変なサイトのリンクが貼られるので、その削除にお悩み中。
では久々に書いた短編小説です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
まだ夏の暑さがじんじんと残る九月末。これから紅葉に移り変わるのか、木々の青葉の中に朱色の葉っぱが混じるようになった。
比較的住宅に囲まれた立地にあり、近隣住民との密着感のある、とある高校のグランドから普段の授業からは聞こえてこない喧噪、いや大声援が聞こえる。
もし普段からこんなに騒がしければ、きっと近隣住民から苦情、苦情の大殺到だろうが、しかし、今日はそのようなことはない。
そう、なぜなら今日は年に一度の体育祭。
朝早くから生徒父兄の大声援、競技中に流れる大音量のBGM、グラウンドの端から端まで聞こえるアナウンス。体育祭もしくは運動会という名称の行事の時だけ許される騒音。
立地条件により普段から、生徒がゴミをポイ捨てしただの、自転車の運転が危ないだの、近くの公園でおたくの高校の生徒がディープキスしてただのという苦情が絶えない高校だが、さすがにこういう行事の時に苦情が来ないところを見ると、比較的良い環境と思える。
周りの環境やらの影響で行事の少ない高校だけに、時折あるこういうイベントには日頃から抑圧されているエネルギッシュな若さを懸かんなく発揮するのが校風である。
そんな体育祭も午後二時をまわり、日が丁度よく照っている。九月も終わるというのに風がないせいか、まだまだ夏日であるように思える。
そして、さらにこの場を熱くする一人の男子生徒がいた。
「決戦の局面ここにあり! 度々にわたる白組との戦い、辛く、苦しいものだった……」
まるで政治家が街頭演説をするように赤い鉢巻を頭にきつく結んだ男子生徒。
「しかし! 今ここでこの長きにわたる戦も決着が着こうとしている」
騎馬のように三人がしたで馬となり、男子生徒を支えつつ「まだ四時間ぐらいだけどな」と呟くが、男子生徒には聞こえない。
「歴戦の戦士たちよ! 今ここで憎き白組に《敗北》の二文字を渡そうぞ!」
彼の前に並ぶ同じように騎馬を組んだ生徒たちがみな総じて「ぞ?」というような顔をする。
「己の額にある帯を見ろ! その赤色は、白組の猛者たちを打ち倒してきた血だ!」
「ひっ」と逆に怯える生徒が出ているが彼は気にしない。
「今が、戦いの時! 今こそ震い立て戦士よ! 我が同胞たちの無念を晴らすのだ!」
「死んでませ〜ん」と生徒席から女性生徒の声が聞こえる。
「いくぞぉおおーーー!」
彼が掛声を大きくかける。そして、前に並ぶ他の男子生徒たちも身構える。
『R! R! R! R! WE ARE RLGEND REDォォオオオオオオ!!」』
ちゃちゃを入れていたが、なんだかんだ言って熱い結束で結ばれる男たちがそこにはいた。
少し離れて、教員席。
「今年の赤組は随分と気合が入ってますねぇ」
年季の入った髪と皺を持つ教師が、隣に座る国語教師に言う。
「ええ。まぁ今年の赤組の大将が群馬 克利(グンマ カツトシ)ですから、そうなるのも無理ないですよ」
「あぁ、確かちょっと変わった子の……」
「ちょっとどころではないですよ」
そう言って、国語教師は息を吐くように言う。
「成績は極めて優秀なのに、何かと自分の好きな戦い関係に話を繋げてしまう奇天烈児ですよ。数学の宮永先生の話では、積分の問題を解かせようとしたら、戦国武将と絡めて授業を三十分も使って解説。しかもなぜか正解したそうですよ」
「それはまた……なんというか面白い生徒ですね」
「まぁ成績優秀に加えて、なぜか皆をまとめるほどの人望があるってのがまた厄介なところではあるんですがね」
そして教師二人はお互い苦い笑いをしつつ、これから始まる「戦国騎馬戦」の観戦に目を戻した。
「戦国騎馬戦」とは、相手の騎手の鉢巻を奪えば勝ちという通常の騎馬戦のルールに加え、まず各チーム攻撃と防衛の二手に分かれる。攻撃側の第一目的は相手の陣にいち早く入ること。陣に入った相手チームの攻撃はそのままポイント扱いとなり、手が出せなくなる。そのためそれを防ぐために防衛を残す。最終的に相手の陣に多く入ったチームの勝利である。
「プログラムナンバー15。全学年男子による《戦国騎馬戦》を始めます。選手の方は開始線で整列してください」
伸びの良いアナウンスが聞こえ、全男子生徒が各陣営の開始線に一列に並ぶ。
その様子はまるで一国の運命が掛かったような一戦に赴く戦士のようにも見える。
しかし、正確には、この競技が女子生徒に男らしさをアピールする千載一遇のチャンスだからだ。
文化祭、水泳大会、体育祭の三つの行事はそれぞれ自分をアピールする絶好の機会の場であり、一国の運命ではなく、この後の自らの明るい高校生活の運命を左右するといった感じだ。
「それでは競技を開始します。3、2、1……GOォオ!」
アナウンスの掛声と共に男たちの太い咆哮が重なり合う。
「攻撃勢全員RBフォーメーションで進軍! 防衛は∞フォーメーションで待機だ!」
『サー!イエッサー!!』
群馬の指揮の元、赤組の攻防が始まった。
応援していた女性陣の3割が「欧米か!」と同時にツッコんでいたのは余談。
白組の攻撃勢は、力押しの作戦なのか開始直後から全勢力全速力で攻めに来た。
「作戦通りにいくぞ! 一つ二つは見逃していい! なるべく攻防を長引かせるんだ!」
防衛の指揮系統の生徒が指示を伝える。
白組の勢いある攻撃に赤組の防衛の何人かが倒れ始める。
「よし! このまま陣に入るぞ!」
白組の上級生らしき男子生徒が掛声をあげる。
「今だ! 第二陣も加われ!」
「なに!?」
赤組の陣からあらかじめ割いておいた勢力を加えて、白組の進行を遅らせる。
「くそ! 押されるな! 何人かはもう陣に入ってる! 続くんだ!」
白組の生徒がそういった直後。
「いただき!」
「あっ!!」
赤組の生徒に鉢巻を取られる。
「う、後ろからだと……!」
不意を突かれた白組の生徒が驚いのあまり愕然とする。
「見たか! これが∞(アルティメット)フォーメーションだ!!」
この大層な名前のフォーメーションは、開始直後防衛勢の何組が攻撃と共に走り抜け、途中でUターンし、相手を∞の形に囲むというものだ。囲む○を二つにすることによってより逃げにくくするといったものだ。
「このまま囲んで潰すぞ! いくぞぉーーー!」
『WE ARE RLEGEND REDぉおおお!!』
ところ変わって、開始直後の赤組攻撃勢。
「予定通りのフォーメーションでいくぞ!」
そういった白組の生徒を中心に横一列の隊列ができる。
「来るなら来い!」
防衛に力を入れてた白組の人の壁ができる。
「こちらも予定通りRBフォーメーションだ!」
『おおっ!』
そういって赤組の攻撃勢が綺麗な直進一列を作り上げ、もう全力疾走する。
「あ、あれやばいぞ!」
「止めるぞ!」
「あっおい!待てよ!」
白組の隊列の端に寄っていた生徒たちが中央に向かって動き出す。
「た、隊列を乱すな! 戻れ!」
しかし、それは無視される。なぜなら、隊列を守って律儀に端にいると活躍できない。=女子にいいところを見せられない。青春を謳歌したい彼らにとっては考えるよりも本能に近い行動であるためだ。
そして白組の隊列が崩れたのを見て、
「今だ! 散!」
一列に並んでいた赤組の騎馬たちが一斉に分散して、相手の陣を目指す。
それを見た白組のリーダーが、
「全員隊列を戻せ! 負けるぞ!」
彼の一声で白組の防衛勢は隊列を戻し始めるが、かなりの数の騎馬を通してしまう。
「ははは! 見たか白組の! これぞRB(ラインバーン)フォーメーションだ!」
「くっ! 初めからこちらの陣形を崩すのが目的だったのか……」
白組のリーダーが悔しそうにするが、
「しかし、白組の方がまだ。優勢だぞ!」
白組のリーダーが視線を配った先は、スコアボードだ。
現在、白組が13ポイント、赤組が11ポイントと表示されている。
「見誤ったな群馬! ここから先は一匹たりとも通さん!!」
そう、この「戦国騎馬戦」はポイントを取ればとるほど、攻撃勢が減っていくので、ポイントを取る時は一気に取るのがセオリーなのだ。
そして、白組のリーダーが掛声をかける。
「フォーメーションBW(ビックウェーブ)だ!」
その掛声と同時に白組の防衛勢が隣通しの騎馬と肩をガッシリと組み、さらに強固な壁、まさに自然の驚異、巨大な人の波を作りあげる。
「あとは時間が勝利を導き出す」
白組のリーダーが誇らしげに呟く。
「…………残り時間は3分か」
電光掲示板の時計を見て群馬が呟く。
「赤組諸君。これよりオペレーションITPSを発令する!」
「――!!」
「おい群馬それは……!」
赤組の選手たちが驚愕する。
「やってくれるか。矢木野」
「…………あぁ、任せてくれ。俺一人の犠牲ですむなら安いもんだ」
応援團所属の矢木野がニヒルに笑う。
「矢木野っ!」
「お前……」
「時間がない。タイミングをうまく合わせてくれよ」
そう言って、白組の選手たちに見えやすい位置に移動する。
そして先ほどまで全く吹いていなかった風が、一陣の神風が吹く。
「あああ――!! 伊藤先生のパンツがぁああー!!」
その瞬間、白組だけではなく、教員、女子生徒、父母の頭がグリンっとグラウンドに立てられた保健施設に向く。
伊藤 真樹。
年齢24歳。性別 女。
今年の春より、本校の看護教諭として在任。
彼氏なし。
性格極めて良好。明るく落ち着いていて、薄い化粧をのせてるだけなのに玉のように白い肌と美貌を持ち合わせた本校に舞い降りた女神、マドンナ的存在。
伊藤先生はすぐさま膝のあたりまであるスカートを抑えるが、もとよりフィットする形のものなので風如きで捲れる筈もない。
「……はっ! しまった!!」
すっかり凝視してしまった白組リーダーが何が起こったのか気がついたが、時すでに遅し。
「矢木野の犠牲を無駄にするなぁあああ! 全軍突撃ー!!」
結束のゆるんだ白組の波を赤組の男たちがかいくぐってゆく。
そして、赤組は勝利を手にした。
競技が終了後、矢木野はやはりというか、周りから特に女性陣から白い目で見られていた。
それもそのはず、真剣な体育祭の競技中に、本校のマドンナのパンツが、などと叫んでしまえば軽蔑の視線の雨あられである。
「矢木野くん」
競技終了後伊藤先生が矢木野に話しかける。
「い、伊藤先生……」
勇者・矢木野は気まずそうにする。
「大変ケガしてるわ。保健室までいきましょう」
「えっ? 俺ケガなんて……」
「大変ケガしてるわ。保健室までいきましょう」
無色の声色で伊藤先生が矢木野に告げる
「え? え?」
「タイヘンケガシテルワ。ホケンシツマデイキマショウ」
「え? ちょっと、伊藤先生??」
「イイカラ、ハヤクコイ」
そういって伊藤先生はとても可憐な女性とは思えない腕力で矢木野を引きずっていった。
その後矢木野の性癖がM側に傾いたのは些細な余談。
「戦いの終わりはいつも空しいものだ」
群馬はそうさらっと言い残した。
余談
体育祭後、大勢の男子による告白やらアプローチやらが多く行われるが、すべて失敗に終わる。
理由
「フォーメーションとかキモイ」「熱くなり過ぎ」「パンチラ虚言で勝つとか矮小」……男たちは、最近ちまたでは草食系男子が流行っていることをすっかりと忘れていたのだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スークルランブルでやっていたような楽しい体育祭を表現したかったので、ついつい書いてしまいました。
最近、コメントに変なサイトのリンクが貼られるので、その削除にお悩み中。
では久々に書いた短編小説です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
まだ夏の暑さがじんじんと残る九月末。これから紅葉に移り変わるのか、木々の青葉の中に朱色の葉っぱが混じるようになった。
比較的住宅に囲まれた立地にあり、近隣住民との密着感のある、とある高校のグランドから普段の授業からは聞こえてこない喧噪、いや大声援が聞こえる。
もし普段からこんなに騒がしければ、きっと近隣住民から苦情、苦情の大殺到だろうが、しかし、今日はそのようなことはない。
そう、なぜなら今日は年に一度の体育祭。
朝早くから生徒父兄の大声援、競技中に流れる大音量のBGM、グラウンドの端から端まで聞こえるアナウンス。体育祭もしくは運動会という名称の行事の時だけ許される騒音。
立地条件により普段から、生徒がゴミをポイ捨てしただの、自転車の運転が危ないだの、近くの公園でおたくの高校の生徒がディープキスしてただのという苦情が絶えない高校だが、さすがにこういう行事の時に苦情が来ないところを見ると、比較的良い環境と思える。
周りの環境やらの影響で行事の少ない高校だけに、時折あるこういうイベントには日頃から抑圧されているエネルギッシュな若さを懸かんなく発揮するのが校風である。
そんな体育祭も午後二時をまわり、日が丁度よく照っている。九月も終わるというのに風がないせいか、まだまだ夏日であるように思える。
そして、さらにこの場を熱くする一人の男子生徒がいた。
「決戦の局面ここにあり! 度々にわたる白組との戦い、辛く、苦しいものだった……」
まるで政治家が街頭演説をするように赤い鉢巻を頭にきつく結んだ男子生徒。
「しかし! 今ここでこの長きにわたる戦も決着が着こうとしている」
騎馬のように三人がしたで馬となり、男子生徒を支えつつ「まだ四時間ぐらいだけどな」と呟くが、男子生徒には聞こえない。
「歴戦の戦士たちよ! 今ここで憎き白組に《敗北》の二文字を渡そうぞ!」
彼の前に並ぶ同じように騎馬を組んだ生徒たちがみな総じて「ぞ?」というような顔をする。
「己の額にある帯を見ろ! その赤色は、白組の猛者たちを打ち倒してきた血だ!」
「ひっ」と逆に怯える生徒が出ているが彼は気にしない。
「今が、戦いの時! 今こそ震い立て戦士よ! 我が同胞たちの無念を晴らすのだ!」
「死んでませ〜ん」と生徒席から女性生徒の声が聞こえる。
「いくぞぉおおーーー!」
彼が掛声を大きくかける。そして、前に並ぶ他の男子生徒たちも身構える。
『R! R! R! R! WE ARE RLGEND REDォォオオオオオオ!!」』
ちゃちゃを入れていたが、なんだかんだ言って熱い結束で結ばれる男たちがそこにはいた。
少し離れて、教員席。
「今年の赤組は随分と気合が入ってますねぇ」
年季の入った髪と皺を持つ教師が、隣に座る国語教師に言う。
「ええ。まぁ今年の赤組の大将が群馬 克利(グンマ カツトシ)ですから、そうなるのも無理ないですよ」
「あぁ、確かちょっと変わった子の……」
「ちょっとどころではないですよ」
そう言って、国語教師は息を吐くように言う。
「成績は極めて優秀なのに、何かと自分の好きな戦い関係に話を繋げてしまう奇天烈児ですよ。数学の宮永先生の話では、積分の問題を解かせようとしたら、戦国武将と絡めて授業を三十分も使って解説。しかもなぜか正解したそうですよ」
「それはまた……なんというか面白い生徒ですね」
「まぁ成績優秀に加えて、なぜか皆をまとめるほどの人望があるってのがまた厄介なところではあるんですがね」
そして教師二人はお互い苦い笑いをしつつ、これから始まる「戦国騎馬戦」の観戦に目を戻した。
「戦国騎馬戦」とは、相手の騎手の鉢巻を奪えば勝ちという通常の騎馬戦のルールに加え、まず各チーム攻撃と防衛の二手に分かれる。攻撃側の第一目的は相手の陣にいち早く入ること。陣に入った相手チームの攻撃はそのままポイント扱いとなり、手が出せなくなる。そのためそれを防ぐために防衛を残す。最終的に相手の陣に多く入ったチームの勝利である。
「プログラムナンバー15。全学年男子による《戦国騎馬戦》を始めます。選手の方は開始線で整列してください」
伸びの良いアナウンスが聞こえ、全男子生徒が各陣営の開始線に一列に並ぶ。
その様子はまるで一国の運命が掛かったような一戦に赴く戦士のようにも見える。
しかし、正確には、この競技が女子生徒に男らしさをアピールする千載一遇のチャンスだからだ。
文化祭、水泳大会、体育祭の三つの行事はそれぞれ自分をアピールする絶好の機会の場であり、一国の運命ではなく、この後の自らの明るい高校生活の運命を左右するといった感じだ。
「それでは競技を開始します。3、2、1……GOォオ!」
アナウンスの掛声と共に男たちの太い咆哮が重なり合う。
「攻撃勢全員RBフォーメーションで進軍! 防衛は∞フォーメーションで待機だ!」
『サー!イエッサー!!』
群馬の指揮の元、赤組の攻防が始まった。
応援していた女性陣の3割が「欧米か!」と同時にツッコんでいたのは余談。
白組の攻撃勢は、力押しの作戦なのか開始直後から全勢力全速力で攻めに来た。
「作戦通りにいくぞ! 一つ二つは見逃していい! なるべく攻防を長引かせるんだ!」
防衛の指揮系統の生徒が指示を伝える。
白組の勢いある攻撃に赤組の防衛の何人かが倒れ始める。
「よし! このまま陣に入るぞ!」
白組の上級生らしき男子生徒が掛声をあげる。
「今だ! 第二陣も加われ!」
「なに!?」
赤組の陣からあらかじめ割いておいた勢力を加えて、白組の進行を遅らせる。
「くそ! 押されるな! 何人かはもう陣に入ってる! 続くんだ!」
白組の生徒がそういった直後。
「いただき!」
「あっ!!」
赤組の生徒に鉢巻を取られる。
「う、後ろからだと……!」
不意を突かれた白組の生徒が驚いのあまり愕然とする。
「見たか! これが∞(アルティメット)フォーメーションだ!!」
この大層な名前のフォーメーションは、開始直後防衛勢の何組が攻撃と共に走り抜け、途中でUターンし、相手を∞の形に囲むというものだ。囲む○を二つにすることによってより逃げにくくするといったものだ。
「このまま囲んで潰すぞ! いくぞぉーーー!」
『WE ARE RLEGEND REDぉおおお!!』
ところ変わって、開始直後の赤組攻撃勢。
「予定通りのフォーメーションでいくぞ!」
そういった白組の生徒を中心に横一列の隊列ができる。
「来るなら来い!」
防衛に力を入れてた白組の人の壁ができる。
「こちらも予定通りRBフォーメーションだ!」
『おおっ!』
そういって赤組の攻撃勢が綺麗な直進一列を作り上げ、もう全力疾走する。
「あ、あれやばいぞ!」
「止めるぞ!」
「あっおい!待てよ!」
白組の隊列の端に寄っていた生徒たちが中央に向かって動き出す。
「た、隊列を乱すな! 戻れ!」
しかし、それは無視される。なぜなら、隊列を守って律儀に端にいると活躍できない。=女子にいいところを見せられない。青春を謳歌したい彼らにとっては考えるよりも本能に近い行動であるためだ。
そして白組の隊列が崩れたのを見て、
「今だ! 散!」
一列に並んでいた赤組の騎馬たちが一斉に分散して、相手の陣を目指す。
それを見た白組のリーダーが、
「全員隊列を戻せ! 負けるぞ!」
彼の一声で白組の防衛勢は隊列を戻し始めるが、かなりの数の騎馬を通してしまう。
「ははは! 見たか白組の! これぞRB(ラインバーン)フォーメーションだ!」
「くっ! 初めからこちらの陣形を崩すのが目的だったのか……」
白組のリーダーが悔しそうにするが、
「しかし、白組の方がまだ。優勢だぞ!」
白組のリーダーが視線を配った先は、スコアボードだ。
現在、白組が13ポイント、赤組が11ポイントと表示されている。
「見誤ったな群馬! ここから先は一匹たりとも通さん!!」
そう、この「戦国騎馬戦」はポイントを取ればとるほど、攻撃勢が減っていくので、ポイントを取る時は一気に取るのがセオリーなのだ。
そして、白組のリーダーが掛声をかける。
「フォーメーションBW(ビックウェーブ)だ!」
その掛声と同時に白組の防衛勢が隣通しの騎馬と肩をガッシリと組み、さらに強固な壁、まさに自然の驚異、巨大な人の波を作りあげる。
「あとは時間が勝利を導き出す」
白組のリーダーが誇らしげに呟く。
「…………残り時間は3分か」
電光掲示板の時計を見て群馬が呟く。
「赤組諸君。これよりオペレーションITPSを発令する!」
「――!!」
「おい群馬それは……!」
赤組の選手たちが驚愕する。
「やってくれるか。矢木野」
「…………あぁ、任せてくれ。俺一人の犠牲ですむなら安いもんだ」
応援團所属の矢木野がニヒルに笑う。
「矢木野っ!」
「お前……」
「時間がない。タイミングをうまく合わせてくれよ」
そう言って、白組の選手たちに見えやすい位置に移動する。
そして先ほどまで全く吹いていなかった風が、一陣の神風が吹く。
「あああ――!! 伊藤先生のパンツがぁああー!!」
その瞬間、白組だけではなく、教員、女子生徒、父母の頭がグリンっとグラウンドに立てられた保健施設に向く。
伊藤 真樹。
年齢24歳。性別 女。
今年の春より、本校の看護教諭として在任。
彼氏なし。
性格極めて良好。明るく落ち着いていて、薄い化粧をのせてるだけなのに玉のように白い肌と美貌を持ち合わせた本校に舞い降りた女神、マドンナ的存在。
伊藤先生はすぐさま膝のあたりまであるスカートを抑えるが、もとよりフィットする形のものなので風如きで捲れる筈もない。
「……はっ! しまった!!」
すっかり凝視してしまった白組リーダーが何が起こったのか気がついたが、時すでに遅し。
「矢木野の犠牲を無駄にするなぁあああ! 全軍突撃ー!!」
結束のゆるんだ白組の波を赤組の男たちがかいくぐってゆく。
そして、赤組は勝利を手にした。
競技が終了後、矢木野はやはりというか、周りから特に女性陣から白い目で見られていた。
それもそのはず、真剣な体育祭の競技中に、本校のマドンナのパンツが、などと叫んでしまえば軽蔑の視線の雨あられである。
「矢木野くん」
競技終了後伊藤先生が矢木野に話しかける。
「い、伊藤先生……」
勇者・矢木野は気まずそうにする。
「大変ケガしてるわ。保健室までいきましょう」
「えっ? 俺ケガなんて……」
「大変ケガしてるわ。保健室までいきましょう」
無色の声色で伊藤先生が矢木野に告げる
「え? え?」
「タイヘンケガシテルワ。ホケンシツマデイキマショウ」
「え? ちょっと、伊藤先生??」
「イイカラ、ハヤクコイ」
そういって伊藤先生はとても可憐な女性とは思えない腕力で矢木野を引きずっていった。
その後矢木野の性癖がM側に傾いたのは些細な余談。
「戦いの終わりはいつも空しいものだ」
群馬はそうさらっと言い残した。
余談
体育祭後、大勢の男子による告白やらアプローチやらが多く行われるが、すべて失敗に終わる。
理由
「フォーメーションとかキモイ」「熱くなり過ぎ」「パンチラ虚言で勝つとか矮小」……男たちは、最近ちまたでは草食系男子が流行っていることをすっかりと忘れていたのだった。
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スークルランブルでやっていたような楽しい体育祭を表現したかったので、ついつい書いてしまいました。


